インディバが得意とするケアの一つが「むくみ」です。
下半身をハンドマッサージでゴリゴリと絞り上げ、水分を移動させるだけの施術や、熱々に温度を上げて汗をかかせて水分を一時的に出すだけのケアではありません。
インディバのむくみケアは「根本解決」を目指したものです。
リンパのタンク乳糜槽(にゅうびそう)を刺激し、自力でリンパ液が流れるようにします。
そしてリンパが静脈に合流する静脈角を開放し、リンパの濾過を効率的に行えるようにします。
下半身に溜まった水分はハンドマッサージで動かしてあげると即効性がありスッキリします。
一度で画像のように足が一回り以上スッキリしますし、軽くなります。
でもそれだけでは、「ここに来た時だけ良いけどすぐ元通り」ということになりがちです。
乳糜槽は自分で動く臓器ではありません。
横隔膜によって動かされます。
そして横隔膜は肺によって動かされるのです。
肋骨の間に水掻きのように入っている肋間筋や前鋸筋、その上の小胸筋、さらにその上の大胸筋。
これらが硬く縮んでいると呼吸が浅く、横隔膜が十分に上下されないので乳糜槽が動けません。=つまり浮腫む。
呼吸が浅いと浮腫だけではなく眠りにも影響し、酸素が足りなくなって細胞全体に栄養不足にもなります。
インディバでむくみをケアする場合はこの辺も考慮して順番を考えながらかけていきます。
リンパ節の部分をゴリゴリと痛いマッサージはリメディアルなど特に欧米の医療マッサージでは行いません。
意味がないだけでなくとても危険なのです。
痛い方が効果があるというのは私は懐疑的です。
痛いのを我慢してナンボというのは特にアジア系のセラピーに多い気がしますがどうしてなんでしょうね?